Kawasaki ZX-4 メンテナンス・カスタム情報

Kawasaki ZX-4 メンテナンス・カスタム情報-ZX-4全塗装(下地編)

 2001.4.20 Up!

〜発端〜

私のZX-4、いわゆる紺/青。 でも、さすがに年式も年式だし、放って置かれた年月が長いためか、
表面につやもないし、あちこち傷だらけ、割れもあるわでいかにも古臭い。
サイドにもこけ傷とかあるし、そのうち全塗装しようかな、と思ってました。
でも、めんどくさい&塗ってる間乗れないので放置していました。

そんなある日、いよいよとどめが。
前から気になってはいたんです。ミラーあたりのヒビ。
さらに、とうとうポロっと取れてきました。さらに触るとぺきぺきと・・・
さすがにこうなっては放置できません。修理ついでに全塗装を行ないました。

割れて砕けちゃったミラー基部付近。
立ちごけ後のヒビ+経年劣化でこうなった・・・

〜下地処理〜

ステッカーはがし
古いせいか、ステッカーも硬化していて簡単にははがれません。ドライヤーで暖めながらじっくりと。
糊が固まって残ると思いますが、これはラッカー薄め液(シンナー)でふやかしたあと、パテについてきたヘラでこそぎとりました。
「Kawasaki」ロゴなどはご丁寧にも上からクリアかけてあります。
上のクリアを240番位のペーパーで軽く削ってからやるとはがしやすいです。

割れ対策
割れまくってるカウルを何とかしなくてはなりません。彫刻刀で割れた部分を掘り、断面がV字になるようにし、そこにプラリペア粉末を充填、液をたらして完了。
ちゃんと断面がV字になるようにするとかなり強度あります。曲げると隣の隠れたヒビ部分が割れました・・・ これで様子みて、やばそうだったら裏からFRP補強するつもり。
砕けてしまったミラー付近については、集めた欠片を組み合わせ。で、足りない隙間分にはテープで裏打ちして、彫刻刀で削ったカスを詰め込み、プラリペア。
あとは削って、パテもって削って、を繰り返して完成です。
プラリペアは結構固いので、180番で一気に形整えて、パテ盛り後240〜320番で仕上げました。
ちなみにパテはポリパテを使った方が楽。
ラッカー薄付けパテは乾くのは早いけど、引けるので何度も盛るようになってしまい、めんどくさい。
本当に傷消しくらいにしか使えませんね>薄付けパテ

こんな感じにV字溝掘って、プラリペア。
ちなみにここは上半分をテープで固定していて、下を埋めたところ。

 

下地作り
ステッカーはがして、割れてるところはプラリペアで修理。
削れてるところは240番位のペーパーかけてパテもって・・・とやったあと、足つけに全体を400番でペーパーかけました。
パーツ全体がつや消しになるくらいまでやりましょう。 (ここで手を抜いた昔のNS50Fは塗装はがれてきました。ぺりぺりと。)
足つけが終わったら中性洗剤(ママレモンとか)&スポンジで全体を洗います。

下地はこのくらいまではやりました。

 

サフェーサー
サフ直前に脱脂。今回は薬局で買ってきた無水エタノールを使いました。キッチンペーパーに含ませて全面を拭取り。
今回はホームセンターにあったプライマーを使いました。ソフト99のサフに比べるとちょっと薄い感じ。(サフじゃなくて「プライマー」ってことね・・・)
脱脂がちゃんとされてないところは見事にはじかれました。
指紋くっきり・・・ はじかれたところやたれたところとかは400のペーパーで削って、脱脂後もう一回塗っときました。
角になる部分やダクト部分など、塗りにくいところから。 今回は全体に約2回塗りました。 乾燥後、表面がざらついてるので800番で軽く水研ぎします。
力入れると簡単に下地見えてきちゃうので注意!(ちゃんとしたサフなら大丈夫かも)
で、また中性洗剤で洗いました。
なお、ここで判る線や凹みは絶対に塗装後も判ります。厚塗りしていけば消えるだろう、というのは甘いです。 消えませんでした・・・(泣

サフ完了。
割れた部分も補修されています。




ここまでで下地処理は完了です。
ちなみに使用したサフはアンダーカウル除く全体で2本半ほど使いました。
アンダーカウルにはまだ塗ってない(4/16現在)ので、全部だと3本でちょっと足りないくらいだと思います。
結構手を抜いてしまっているので、ちゃんと塗るために必要な本数は4本位必要と思ってもらった方がいいと思います。
あと、サフとしてはSOFT99やホルツのほうが使いやすいかも・・・値段に負けましたが。(一本200円位違った)

今回使ったサフ。ていうかプライマー。



いよいよ塗装!

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