注意!!
エンジンかからなくて死ぬことはまあないですが、ブレーキ効かないと死にます。
この記事を参考にするのはいいですが、責任は持てません・・・
自信がなければ経験者に見てもらいながらのほうがいいと思います。
(作業自体はそれほど難しくはないんですが・・・)
Fキャリパ―のピストンもみをすると、タッチがよくなると以前雑誌で読んだこともあり、洗車ついでにやってみようと思った。
で、キャリパ―を外し、そのあまりの汚さにビビリながらパッドを・・・外そうとしたが外れない。
サービスマニュアルにはサポートを手で押して、となっているがそんなことではびくともしない。グリスが切れ、
スライドピンが固着
していた。
さらに、ピストンを揉んでいたら
ダストシールがピストンに引っ張られて飛び出してきた
。
押し込んだりしていたら、ダストシールの隙間から
フルードにカスが浸入
した。
おまけにマスターからフルードが
噴水のように飛び出していた
ことに気づかず、足りなくなったところで思いっきり
エアを噛んでしまった
。
・・・ここまできたら、やるしかないでしょう・・・(汗
仕方なくパーツを注文。詳細は以下参照。
パーツ名 | 部品番号 | 価格(円) | 備考 |
パッキンピストン | 43049-1058 | 510 | 片側で2個必要 |
〃(ダストシール) | 43049-1059 | 270 | 〃 |
ブリーザーキャップ | 43057-003 | 140 | ふっとんでなくなってた(汗 |
ワッシャー | 43067-001 | 150 | バンジョーボルトのワッシャ。片側で2個必要。 |
ボルト | 92001-1727 | 120 | マスターシリンダーキャップのねじ。錆びてたので。 |
パッキン類は4個必要なので結構高くつく。
で、キャリパ―ですが・・・以前にYahoo!オークションでディスクと一緒に買ったキャリパ―があったので、試しがてらそっちでやってみることにした。
(寒い外でやりたくなかったというのもある)
結果、ピストン以外はこちらを使用しました。
汚れ具合はほぼ互角だが、こっちはスライドピンは固着してなかったので。(ピストンはサビでやられてた・・・)
ちなみにスライドピンが固着してなければ、サポートを押し下げるとパッド、パッド固定用サポートが外れます。
台所用洗剤と歯ブラシでこすって、少しきれいになりました。
さて。ここで問題が。ピストン抜けないのだ。当然エアガンなど持ってないし。
結局、いつものようにご〜しさんのとこで紹介されていたやり方で抜きました。
薄いゴム板とアウトサイドサークリッププライヤ(5タイプの先端付きで980円位だった)を使い、引っこ抜いてやった。
抜きにくい場合は、ピストンを目いっぱい押し下げてダストシールを抜き取ると抜きやすくなります。
ご〜しさんのアイディアを拝借し、ピストンを引っこ抜く。 |
溝には目いっぱいカスやらが詰まって凄かったです。これは真鍮ブラシとパーツクリーナーで取りました。
溝にはまり込んだ汚れは小さいマイナスドライバーで落としました。
キャリパーはアルミなので傷つきやすいです。注意。
汚れ具合はこんな感じ。
ダストシール下にまでカスがぎっしり。 |
清掃前後のキャリパー比較。
|
で、装着。 シールリングとダストシール、ピストンにフルード塗って組み込んで、今度はスライドピンにもちゃんとグリース塗りました。
ピストンは車体についていたやつの方は錆びてなかったのでそちらを磨いて使用しました。
あとはパッドつけて、車体に取り付けて完了。パッドの裏の板の方もペーパーで平らにし、シリコングリスをごく薄く塗っておきました。
で、エア抜きですが、よく言われるシャンプーポンプを試してみました。(1Lのシャンプーのポンプ)
結局キャリパ―までフルードがきた後は通常どおりの方法の方が早かったですが。シャンプーポンプではちと容量が足りないみたい。
ただ、キャリパーまでフルードがくるまでは何も気にせずしゅこしゅこやればいいので楽です。おすすめ。
キャリパーやマスターシリンダー、ホースの分岐などを軽くたたいたりしながらエア抜き。タッチがしっかりし、エアが出てこなくなったので終了。
シャンプーポンプ利用のエア抜きツール。
もうちょっとポンプが大きいと楽かも。 |
押し歩きでちゃんと効く事を確認し、試運転。大丈夫だった・・・鳴きを心配していたのですが、そちらも大丈夫みたい。
今回はブレーキホースの交換やマスターシリンダーの交換・OHはしませんでしたが、それでも十分効果を実感できました。
仕方なくはじめたOHでしたが、効果がはっきり出たので満足。
次はフィッティング部分とかホースガード用スプリング?が結構さびているので、ステンメッシュホースに変えてみようかな。